広告収益、参入が遅いと思うがこれからでも間に合うのか？
動画回答
結論から言うと、広告収益ビジネスへの参入は、今からでも決して遅くはありません。
なぜなら、毎年必ず新しいトレンドやジャンルが出現しているからです。常にアンテナを張り、世の中の動きをキャッチアップし、徹底的にリサーチを行えば、「まだ競合が少ない」「需要があるのに供給が追いついていない」といった**「隙間ジャンル」**は必ず見つかります。どの時代においても、チャンスは存在するのです。
しかし、広告収益”だけ”を狙うのは危険な賭け
「間に合う」とはいえ、広告収益だけに依存するビジネスモデルには、無視できない大きなリスクが伴います。
- 規制強化やトレンドの変化に弱い 例えば、数年前はアダルト要素を匂わせるコンテンツや、AI美女のようなコンテンツは、比較的容易に注目を集め、再生数を伸ばすことができました。しかし、プラットフォーム側の規制は年々強化されており、昨日まで有効だった手法が、明日には通用しなくなる、あるいはペナルティの対象になる可能性は常にあります。一過性の流行に乗れても、それが長期的に続く保証はどこにもありません。
- プラットフォームへの完全依存 広告収益は、YouTubeやブログプラットフォームなど、特定のサービスに完全に依存する形になります。もし、規約変更によって広告が剥奪されたり、最悪の場合、プラットフォーム自体がサービスを終了してしまったら、あなたの収入は一瞬でゼロになります。収入源を一つに絞ることは、非常に不安定な状態と言えます。
- 収益化までのハードルが高く、達成後も大変 例えばYouTubeで広告収入を得るには、「チャンネル登録者数1000人以上」かつ「過去1年間の総再生時間4000時間以上」という厳しい条件をクリアする必要があります。そして、**この条件を達成できたとしても、すぐに十分な収益（例えば月10万円、20万円）が得られるわけではありません。**むしろ、収益化の権利を得てからの方が、継続的に質の高いコンテンツを作り続けるプレッシャーなど、大変なことが多いのです。成果が出るまでの時間が非常に長くかかります。
- 成功までには「失敗」が前提 驚くかもしれませんが、最初のチャンネル運営でいきなり成功できるケースは極めて稀です。多くの人は、最初のチャンネルで全く伸びずに挫折します（爆死します）。1年間続けても成果が出ず、その失敗から改善点を見つけ、2つ目のチャンネルで挑戦し、それでもまだ収益化には遠く、ジャンルを変えて3つ目のチャンネルでようやく少し収益が見えてくる…といったように、複数回の失敗と試行錯誤を経て、段階的にレベルアップしていくのが普通なのです。
広告収益は「ハイリスク・低確率リターン」
これらの点を踏まえると、広告収益モデルは、投入する労力や時間（リスク）に対して、得られる収益（リターン）が思ったより少なく、かつリターンを得られる確率も低い、「ハイリスク・低（確率）リターン」なビジネスモデルと言えます。
特に、これから副業として何か始めたいと考えている方にとって、最初から広告収益だけを目標にするのは、あまりおすすめできる方法ではありません。**広告収益は、あくまで「おまけ」**くらいに考えておくのが健全かもしれません。
では、何を目指すべきか？
広告収益モデルの不安定さやハードルの高さを考えると、**「コンテンツ販売」**など、他の収益化モデルを検討する価値は十分にあります。コンテンツ販売は、広告収益ほどプラットフォームの規約変動に左右されにくく、少ないアクセス数でも比較的高い収益を上げられる可能性があります。（コンテンツ販売の具体的な方法については、私のYouTubeチャンネルで詳しく解説していますので、そちらも参考にしてみてください。）
まとめ：広告収益は狙えるが茨の道。より堅実な方法も検討を
広告収益ビジネスは、徹底したリサーチと戦略次第で、今からでも成功のチャンスはあります。しかし、その道は決して平坦ではなく、多くのリスクと困難が伴うことを理解しておく必要があります。
もしあなたが、より安定的に、より少ないリスクで収益を上げたいと考えるなら、広告収益だけに固執せず、コンテンツ販売など、他のビジネスモデルも視野に入れて、あなたに合った方法を探していくことをお勧めします。
