重要なのは、どこがボトルネックになっているかを正確に把握し、適切な対策を講じることです。
現状分析：リールの再生回数とフォロワー数の実態
まず、投稿したリールの現状を分析します。
1. リールの再生回数が2桁台で停滞している場合
これは、動画の構成やデザイン、フォントの使い方、編集のタイミングといった根本的な部分に改善の余地があります。 おそらく、成功しているアカウントの動画を十分にトレース（模倣・分析）しきれていない可能性が高いです。
目安として、適切な方法で作成されたリールは、最低でも500回再生程度は見込めます。伸びるものであれば1000回再生を超えることもあります。20本程度の投稿でフォロワー100人程度を獲得することも十分に可能です。10本投稿した段階でフォロワー数が100人に到達する気配がなく、全ての動画の再生回数が2桁台に留まっている場合は、まずリール動画自体のクオリティ向上に注力する必要があります。
2. 無料鑑定の申し込みが少ない場合
Instagramにおいて、フォロワーが少ない初期段階では無料鑑定の申し込みは集まりにくいのが現実です。
- ストーリーズでの告知: 基本的にフォロワーにしか届きません。
- リールでの無料鑑定告知: 私の経験上、3択占いやファン化を促す投稿と比較して、無料鑑定の告知を目的としたリールはアルゴリズム上伸びにくい傾向にあります。実際に、無料系のリールは他のテーマのリールほど再生回数が伸びませんでした。
したがって、リールで無料鑑定の告知をしても、動画自体が伸びなければ、当然ながら申し込みも増えません。フォロワーが少ない段階で無料鑑定の申し込みが少ないのは、ある意味当然のことと言えます。
ボトルネックの特定と具体的な対策
伸び悩みの原因を特定し、それぞれに応じた対策を講じましょう。
ケース1：リールの再生回数が伸びず、フォロワーも増えない
この場合の最優先課題は、リール動画の質的改善です。 他の成功している競合アカウントの動画を徹底的にリサーチし、以下の要素を参考に自身の動画に落とし込みます。
- 動画構成: どのような流れで情報を提示しているか。
- 使用フォント: 見やすいか、世界観に合っているか。
- BGM: 動画の雰囲気を高めているか、著作権はクリアか。
- テンポ感: カット割りや表示タイミングは適切か。
これらの要素をしっかりとトレースし、視聴者の目を引く魅力的な動画を作成することが先決です。
ケース2：リールの再生回数はある程度取れているが、フォロワーが増えない
認知は獲得できているものの、フォローに繋がっていない状態です。この場合は、フォローに至るまでの導線設計を見直す必要があります。 具体的には、リール動画の中で「フォローお願いします」といった直接的な呼びかけ（CTA：Call to Action）を効果的に配置するなど、視聴者にフォローを促す工夫を散りばめましょう。
ケース3：リールの再生回数もフォロワー数も伸びているが、無料鑑定に繋がらない
この場合は、ストーリーズでの告知方法や、無料鑑定への導線設計に改善の余地がありそうです。 無料鑑定に興味を持ったフォロワーが、スムーズに申し込みに至れるような流れを再構築する必要があります。
まとめ：伸び悩みの多くはリール動画自体に原因あり
今回の相談内容を拝見する限り、最も大きな原因はリール動画そのものにあると考えられます。
まずは、他の人気アカウントの動画を徹底的に分析し、その構成、フォント、BGM、テンポ感などを参考に、自身の動画のクオリティ向上に努めてください。リール動画のコメント数を増やしたり、そこからフォローに繋げる具体的なテクニックについては、私のリール占いに関する教材（Tips）でも詳しく解説していますので、興味があれば参考にしてください。
闇雲に施策を打つのではなく、どこが一番のネックになっているのかを冷静に見極め、そこに集中的に手を入れることが、伸び悩みを打開するための最も効果的なアプローチです。
