ビジネスをする上で知っておくべき個性とは何か?長所や短所がわからない人はマインドマップを

まず、個性をありったけ吐き出す。
個性ってのは、強みとか得意なこと、好きなことに限った話じゃない。
弱みも
欠点も
苦手なことも
嫌いなことも
やりたくないことも
関わりたくない人もそういう「穴」も全部ひっくるめて
「自分」っていう形ができている。まずはその形を受け止めることから。
— ツモトタカヒロ@一生青春するために生きる (@rohikarohirohi) 2018年10月27日
孫氏は
彼を知り己を知れば百戦殆からず。
彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。
彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し
という名言を残しました。
敵と自分の両方を熟知すれば、負けることはない。
敵を知らず、自分のことを熟知していれば、勝つことも負けることもある。
敵のことも自分のことも知らなければ、勝つことはありえないだろう。
という意味の言葉です。
何よりもまず「自分自身を熟知すること」こそ、戦いで勝つための最低条件。
これと同じで「自分の好きなことで食っていきたい」のであれば、闇雲に手を出してはいけません。
まずはあなた自身の個性を知り尽くす必要があるのです。
弱みも短所も個性
「個性」と聞くと、強みや長所のことをイメージする人が多いですが、そうではありません。
強みや長所だけではなく、
- 弱みも
- 短所も
- 苦手なことも
- 嫌いなことも
- やりたくないことも
- 関わりたくない人も
すべてひっくるめて、あなたの個性なんです。
例えば僕はハイパー飽き性。
新しいアイデアを生み出したり、アイデアを具現化するのは得意なんですが、それを継続する力が人より大きく劣っています。
これは明らかに「短所」として認識されますよね。
ですがこれも僕の大切な「個性」です。
適度に穴があって、適度に尖っている部分がある。
そういうデコボコした歪な形こそ人間であり、唯一無二の「あなた」という存在なんです。
弱みや欠点はついつい見て見ぬふりをしたくなるもの。
ですが
- どこがどういう風に尖っているのか
- どこにどんな穴があるのか
をちゃんと理解することで、その形(個性)を活かした動き方が明確に見えてきます。
逆に自分の弱みを知らなければ、苦手な作業ばかりやることになるかもしれません。
好きでもない仕事に集中することになるかもしれません。
得意分野から遠く離れた分野の勉強をすることになるかもしれません。
「自分で食っていく」と決めたのであれば、まずは強みも弱みも全部ひっくるめた、あなたならではの「個性」を明らかにしていきましょう。
マインドマップがおすすめ
個性を明らかにするには、『マインドマップ』がオススメです。
名前くらいは聞いたことあるかもしれません。
例えば以下の図は、僕が作成したマインドマップになります。
中心に大テーマ(上の例では「好きなこと」、「興味のあること」、「勉強したいこと」)を書き、連想できる言葉を次から次へと書き記していく方法です。
マインドマップをつくるコツは、思い浮かんだ単語・フレーズは何でもいいから書き加えていくこと。
突拍子のない単語を書いても構いません。
綺麗につくることが目的ではなく、「頭が空っぽになるまで吐き出すこと」が目的です。
今回は、強みも弱みもすべてひっくるめた「個性」を吐き出していくために、以下のような枠組みからマインドマップを作成していくといいでしょう。
「弱点つぶし」じゃなくて「適材適所」を
強みも弱みもひっくるめた「個性」が明らかになったとき、多くの人は弱点をつぶそうと考え始めます。
たとえば上述した通り、僕は「飽き性」という大きな弱点を抱えています。
もっといえば
- 「いつまでも同じことをやってられない」
- 「大半のことに対して継続力がない」
という、ビジネスをやる上では致命的な欠点ともいえるでしょう。
しかし一方では以下の通り、独創性や俊敏性が優れているという長所があります。
だからこそ僕は、「単純作業」をビジネスの中心に置いてはいけない人間なのです。
それなのに「なんとか単純作業も継続できるようにならないと…」と、無理にでも弱点をつぶそうとしても、他の人よりも余計な体力・時間を費やすことになります。
しかも他の人よりも苦手なことなので、体力・時間をかけて弱点を補えたとしても、せいぜい他の人と同じ程度にしかなりません。
オマケに、弱点つぶしに時間をかけてしまったことで、せっかくの長所を活かすこと機会さえも逃してしまいます。
「弱点をつぶす」ことに力を注ぐのではなく、「適材適所」の実現に向けて尽力しましょう。
穴を埋めるのではなく、自分の尖った部分が活かせる環境を見つけ出す/作り出すんです。
強みを最大限に活かすことができれば、弱みなんて見えなくなります。
僕自身、独創性・俊敏性・決断力という強みを活かし、「次々と新しいことに挑戦」しまくった結果、「飽き性」という致命的な弱点がすっかり見えなくなりました。
たまに「飽き性」が顔を見せるときもありますが、そういうときは僕以外の人(塾スタッフorサロンメンバー)の力を借りて、うまく穴を埋めたりしています。
反対に僕の強みを活かして、他のメンバーをサポートすることもあります。
これぞ、適材適所。
全員が弱点をつぶそうと必死になって、うまくいかない日々を過ごすよりも、
全員が持ち前の強みを発揮して、毎日フルパワーで活躍できる方が圧倒的に効率的でしょう。
何よりワクワクしますよね。
そんな日々を実現するためにも、まずはあなた自身の個性を浮き彫りにすることから始めてみてください。
それではまた!
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