完読率を上げて報酬をアップさせるアドセンスブログ記事の書き方
どうも、ROHIKAです。
記事の最初から最後までをしっかりと読むことを”完読”といいます。
ブログを運営するからには、書いた記事はすべて完読してもらいたいものですよね。
「アドセンスブログはPV数さえあればいいんでしょ!アクセスさえ集まれば、記事なんて読まれなくても構わんよ!」
という人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
アドセンスブログだからこそ、完読率アップに対してこだわりを持たなければならないんです。
ヘタすると、アドセンス報酬に数万円の差が生まれることも…。
ということで今回は、完読率を上げるアドセンスブログ記事の書き方をチェックしていきましょう。
概要
完読率を上げる理由は?
アドセンス報酬は以下の式、
アドセンス報酬=PV数×クリック率×クリック単価
で決まります。
この中のクリック率とクリック単価は、ほとんど操作することのできない数値と言われています。
そのため、「アドセンスブログではとにかくPV数を引き上げろ!」とも言われていますね。
確かにアドセンスブログで稼ぐには、PV数はなくてはならないもの。
ですから「PV数は上げるべきだ」という考えに行き着くのは当然です。
僕もアドセンスブログに対する敷居を低くするため、「PV数さえ上げれば良い」という言い方をすることもあります。
しかし「PV数さえ上げれば、他はどうでも良いんだ!」という意味ではありません。
ここで、上の式には現れない“完読率”が非常に重要な役割を担ってくるのです。
完読率が上がれば、PV数が上がる!
『完読率が上がる』ということは、『記事の上から下までをじっくり見てくれる人が増える』ということです。
ということは、『1記事あたりを読む時間(滞在時間)が長くなる』ということになりますね。
滞在時間が長くなれば、『それだけ読む価値があるコンテンツだ』とGoogleからの評価が上がり、『Googleの検索順位』は上昇。
YahooもGoogleの検索技術を取り入れているので、Googleの検索順位が上がることで、『Yahooの検索順位』も上昇します。
そして検索順位が上がることで、
『PV数』が大幅にアップします。
さらに、上がるのはPV数だけじゃありませんよ~。
完読率が上がれば、クリック率が上がる!
『記事の上から下までをじっくり見てくれる人が増える』ことで、読者の『アドセンス広告を見る回数』が増えます。
通常1ページの中には、全部で3つのアドセンス広告が掲載されていますよね。
でも記事の冒頭文しか読まれなかった場合、その読者がアドセンス広告を見る回数はせいぜい一回だけ。
当然それに伴い、クリック率は激減することでしょう。
しかし記事を完読してくれた読者であれば、基本的に3回アドセンス広告を目にします。
単純計算で、アドセンス広告をクリックしてくれる確率が”3倍”に跳ね上がることに。
クリック率が3倍になるとどうなるか分かりますか?
当然アドセンス報酬も3倍にアップ!!
3倍は理想値だとしても、『完読率アップ=クリック率アップ』ということがお分かり頂けたかと思います。
もちろんその逆も!
完読率を上げることでPV数とクリック率が上がるということは、その逆もあるということですよね。
つまり、完読率が低いと
PV数低下 クリック率低下
を引き起こします。
アドセンスブログであるからには、この事態は全力で避けなければなりません。
そもそも『書いた記事が最後まで読まれていないブログ』なんて、
運営していても面白くありませんよね( ゚д゚)
ということで、今までPV数アップのことだけ考えていた場合は、これを機に完読率にも目を向けてみてください。
完読率はどうやって確認する?
それでは実際に、あなたのブログの”完読率”を確認してみましょう。
…といっても、Googleアナリティクスのどこを探しても”完読率”という項目はありません。
もちろんWordPressとSearchConsoleも同様です。
いや~、そうなんですよねぇ。
実は現段階で、完読率を正確にチェックする方法はありません。
(僕が知らないだけかもしれませんが…)
ですが『1記事あたりの平均ページ滞在時間』を確認することで、どれぐらいの完読率なのかを推測することができます。
ということで、まずはGoogleアナリティクスを使って、『1記事あたりの平均ページ滞在時間』がどれぐらいなのかを調べてみましょう。
1記事あたりの平均ページ滞在時間を調べる
1.『行動』をクリックします。
2.『サイトコンテンツ』をクリックします。
3.『すべてのページ』をクリックします。
4.以下の画面が開きます。
画像赤枠の部分が『平均ページ滞在時間』です。
5.完読率を調べたい記事の『平均ページ滞在時間』をチェックします。
一番上に表示されているのが、ブログ全体の『平均ページ滞在時間』です。
左側のパーマリンクを参考に、完読率を調べたい記事の『平均ページ滞在時間』をチェックしましょう。
これで該当記事の『平均ページ滞在時間』が分かりました。
今回の場合は8分42秒なので、約8.5分としてメモしておきます。
完読率を推測する
次に、該当記事を完読するためにかかる目安時間を調べます。
そのためにまずは、完読率を調べたい記事の文字数をチェックしましょう。
記事の文字数は、記事編集画面の左下あたりで確認できます。
今回の該当記事の文字数は、5297文字です。
日本人の文字を読むスピードは、1分間で約500文字と言われています。
1000文字で2分、2000文字で4分ということになりますね。
ここからはちょっとした算数を使うので、下の式に実際の文字数を当てはめて、電卓などで数値を出してみてください。
完読にかかる時間(分)=文字数÷500
今回の場合は、5297÷500=10.594分となりました。
完読するのに、大体10.5分くらいかかる計算になります。
この数字をメモしておいてください。
ここまでに出した二つの数字、
- 平均ページ滞在時間
- 完読にかかる時間
を、次の式に当てはめてください。
推測完読率(%)=平均ページ滞在時間÷完読にかかる時間×100
今回は、『平均ページ滞在時間が約8.5分』、『完読にかかる時間が約10.5分』なので、
推測完読率(%)=8.5÷10.5×100=約80.9%
となりました。
10人中8人くらいが完読してくれている、と推測できます。
もちろんこの推測完読率が、100%に近づけば近づくほど良いということになりますね。
個人的に、推測完読率が50%を超えていれば、アドセンスブログとしては十分すぎる数値だと思っています。
推測完読率の出し方まとめ
アナリティクスで『平均ページ滞在時間』を調べる
↓
記事の文字数を調べる
↓
完読にかかる時間を調べる
完読にかかる時間(分)=文字数÷500
↓
推測完読率を出す
推測完読率(%)=平均ページ滞在時間÷完読にかかる時間×100
完読率を上げるためには?
それでは実際に、完読率を上げる記事の書き方を確認していきましょう。
冒頭には”問題提起”のみ
優れた文章は、『冒頭で結論を述べている』と言われます。
しかしアドセンスブログに関しては、冒頭で結論を述べてはいけません。
というのも、アドセンスブログに訪れる読者のほとんどは、検索したキーワードの『答え』を求めてやって来ているわけです。
その答えが記事冒頭にドドン!と書かれていると、「あ、そういうことなのね!」と満足してしまい、すぐさま記事を閉じてしまうでしょう。
記事冒頭では、ネタに対する”問題提起”のみを述べるようにしてください。
猫型ロボットの『ドラえもん』が、ついに一般家庭向けに発売されることになりました。
一世紀以上前から待望されていた発売ということで、早くも世界中から予約が殺到しているようです。
いつ頃発売されるのか気になるところですよね!
また、ドラえもんに搭載されている機能も詳しく知りたいです。
果たして、一般家庭が購入できるような価格設定なのでしょうか?
というわけで、今回は『ドラえもん』の発売日と価格、搭載機能についてチェックしていきましょう!
のような感じで、「本文を読めば答えがわかりますよ~」という書き方をしましょう。
最小限の視線移動にこだわる
完読率をアップさせるには、内容と共に『記事全体の見た目』も意識していきましょう。
次の二つの文章を見比べてみてください。
A文
僕がいつもやっていることは、朝起きたらすぐに歯を磨いて、洗顔をして、ベランダから見える景色を見ながら、優雅な朝ごはんを食べることだ。
昼ごはんを食べる前には運動がてら、家の近所を軽く走って、時間に余裕があるときは思い切って遠くの海まで行ったりもする。帰りは結構疲れているから、場合によってはタクシーを使う時もあるんだけどね。
で、家に帰ったら経済のニュースを見ながら、最近の社会情勢についてじっくりと考えてみたりもする。これがまた面白くって、考えれば考えるほど疑問やら不自然な点やらが思い浮かんでくるんだよ。
そのまま考えにふけっていたら、いつの間にかもう夜さ。もちろんそのまま夜ごはんを食べるに決まっている。ごはんを食べたらお腹がいっぱいになるから、すぐに布団に潜り込んであっという間に夢の中。
そして目が覚めたら、再び歯を磨く生活がスタートするのさ。
B文
僕がいつもやっていることは、朝起きたらすぐに歯を磨いて、洗顔をすること。
そしてベランダから見える景色を見ながら、優雅な朝ごはんを食べることだ。
昼ごはんを食べる前には運動がてら、家の近所を軽く走る。
時間に余裕があるときは思い切って遠くの海まで行ったりもする。
帰りは結構疲れているから、場合によってはタクシーを使う時もあるんだけどね。
で、家に帰ったら経済のニュースを見るんだ。
そこで最近の社会情勢についてじっくりと考えてみたりもする。
これがまた面白い。
考えれば考えるほど疑問やら不自然な点やらが思い浮かんでくるんだよ。
そのまま考えにふけっていたら、いつの間にかもう夜さ。
もちろんそのまま夜ごはんを食べるに決まっている。
ごはんを食べたらお腹がいっぱいになるだろう。
そしたら、すぐに布団に潜り込んであっという間に夢の中。
そして目が覚めたら、再び歯を磨く生活がスタートするのさ。
当然、B文の方が読みやすかったと思います。
人間は、視線を動かすことに大きなストレスを感じる生き物。
A文の方は、文章がひとまとまりに凝縮されていて、視線を動かし続けなければ上手く読めません。
対してB文の方は、改行と行間がしっかりと設けられています。
そのため一目見ただけで文の全体像が視界に収まり、視線をほとんど動かさずに全文読むことができるのです。
最近は、スマホで記事を読まれることもかなり多いので、視線を動かさずスクロールだけで読めることも意識するといいですね。
ちなみにこの記事は、言うほど意識していません(・∀・)笑
ちゃんとした理由はありますが、その辺はご想像にお任せしますm(_ _)m
見出しを適切に使う
そんでもって、やっぱりこれ。
見出しですよ、見出し。
見出しを適切に使うことで、完読率は大幅にアップします。
基本的にアドセンスブログの読者は、記事をじっくりと読もうとしません。
パッと見て、スススーッってスクロールして、気になる部分があれば戻って読み返してみる。
そんな感じの読み方をしています。
ですから、気になる部分を終始に渡って作り出すことで、完読率を上げることができます。
そのためには『見出し』がかなーーーり有効なんですよね。
見出しの効果的な使い方は、以下の記事を参考にしてみてください。
参考:「見出し」使ってる?効果的な見出しの使い方でアクセス数アップを図ろう!
まとめ
トレンド系のアドセンスブログを運営している人は、PV数ばかりに気を取られて、完読率をほとんど意識していません。
キーワード選定が上手くいっても、記事を読むのは人間です。
読者の心を掴むような記事を書かなければ、あなたの記事が上位表示され続けることはないのです。
まずは最低限、
- 冒頭には”問題提起”のみ
- 最小限の視線移動にこだわる
- 見出しを適切に使う
の3つを意識して、完読率の高い記事作成に挑戦していきましょう。
それでは、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!