マツコとマリオから大切なことを学んだ気がするって話
はーい、どうもぉ
ROHIKAでーす。
ROHIKA
先日こんなことをツイートしました。
努力して成果が出ないのは嫌になるけど、努力に見合わない成果を手にするのは悲劇になりかねない。
努力してそのステージに到達したわけじゃないから、どこかでボロが出始める。
ボロが出る前に限界を超えて努力しないと、多くの信頼を失う。
「ラッキー」を「ラッキー」で終わらせちゃダメ。
— 津本高宏@現役塾長ブロガー (@rohikarohirohi) 2017年11月7日
なんでこんなツイートをしたのか。
普段、テレビをまったく見ない僕なんですが、先日ふとテレビをつけたら『しゃべくり007』がやってたんです。
で、ゲストはマツコ・デラックスさん。
こりゃ面白いに決まってるじゃん!
ROHIKA
と思って、珍しくそのままテレビを見続けていました。
そしたらマツコ・デラックスさんが、ある話をしたんです。
上のツイートは、その話を聞いた後につぶやいたもの。
その話があまりに印象深かったので、ブログであらためて書き綴っていきます。
私はただのオカマ
印象深かった話というのが、次のような言葉でした。
テレビに出るために技や芸を身につけたわけじゃないから、自分は何か特別なスキルを持っているわけじゃない。
ただのオカマが世間話をしてお金をもらっているだけ。
いつ自分がテレビから消えるのか、ずっと不安。
全部覚えているわけじゃないので、軽く脳内補完しています。
でもだいたいこんなことを言っていました。
ああ見えてマツコさんって、相当ネガティブなんですって。
いろんなことをマイナス方向に考えちゃうみたい。
自分ならではの技とか芸があるわけじゃない。
オカマなんて大体面白いから、自分の代わりなんていくらでもいる。
めっちゃ面白い若手芸人が育ってきているから、自分がいつ飽きられるのか怖い。
そんなことをめっちゃ考えてしまうんですって。
努力せずに得た成果ほど怖いものはない
ここからは、マツコさんの話を聞いて僕が思ったことです。
- そんなに努力した覚えもないのに、なぜか大きな成果を手にしてしまった
- 自分の能力に見合わない報酬を手にしてしまった
誰もが人生の中で、こんなことを何度か経験すると思います。
その瞬間だけ考えれば、「ラッキー!」って感じるかもしれません。
だけどこれって、めっちゃ怖いことだと思うんです。
話を分かりやすくするために、ちょっとひとつ例を出しますね。
スーパーマリオブラザーズの罠
スーパーマリオブラザーズっていうゲームがあります。
『1-1』っていう超初心者用ステージから始まって、『1-1』をクリアすると、それよりもちょっと難しい『1-2』へ移動します。
そうやって少しずつクリアしていって、少しずつ難易度が上がっていって、最終的に『8-4』のクッパ城をクリアするのが目標。
で、このスーパーマリオブラザーズには、めちゃくちゃ有名な裏ワザがあります。
ステージ『1-2』から、すっごく簡単にステージ『4-1』へショートカットできるというものです。
多分このゲームを知っている人は、全員知っているし、全員やったことのある裏ワザだと思います。
めっちゃ簡単にできますし、一気に目標達成に近づきますから、ついついショートカットしちゃうんですよね。
でも、ショートカットで行き着く先は、『4-1』です。
『1-2』から一気に『4-1』へ移るんです。
難易度が一気に跳ね上がります。
慣れていない人だったら『4-1』をクリアすることなんて到底できません。
目標の『8-4』までは一気に近づきますが、そこから先へ進むことが全然できません。
このショートカットの怖いところは、『初心者でも簡単にできちゃう』という点です。
マリオを初プレイする人でも、ポーンとショートカットできてしまうんです。
これが怖い。
一気に目標達成に近づいたと喜んでいても、そこから先が全然進めない。
で、すぐにゲームオーバーになっちゃう。
ある意味、スーパーマリオブラザーズの代表的な『罠』ともいえるかもしれません。
このゲームをクリアするためには、ちゃんと1つずつステージをクリアしていって、少しずつ自分のスキルを高める必要があります。
普通に難しいところもポンポンあるので、テクニックもちゃんと磨かなきゃならないんです。
ショートカットを使って一気に目標達成に近づいたとしても、そのステージにふさわしい能力が身に付いていなかったら、そこで身動きが取れなくなってしまいます。
努力せずに成果を得るということ
報われない努力は嫌なものです。
だけどそれ以上に、『努力に見合わない成果を手にする』ってのはめっちゃ大変なこと。
場合によっちゃ悲劇になります。
努力に見合わない成果を得るということは、今の自分に見合わないステージに移るということです。
目標達成までグーンと近づくかもしれませんが、努力不足、能力不足があらわになって、フルボッコにされる可能性がグーンと上がります。
フルボッコにされるだけならまだマシです。
成果だけ、結果だけに目がいって、その実績の大きさから自分の能力を過信してしまい、「自分はこれだけできる人間なんだ!」と勘違いしてしまったら、悲劇になります。
自分の能力に見合わない仕事や依頼を引き受けてしまいます。
依頼者は、自分のの実績を見て判断してくるわけです。
ある種の『信頼関係』がそこで構築されるわけです。
「こいつになら仕事を任せられる!」っていう信頼。
だけどもだけどもその実績は、今の自分に見合わない実績、いわば幻想の実績なわけです。
自分の能力に見合わない仕事をすることになりますから、依頼人の期待に応えきることができません。
するとどうなるか。
信頼が一瞬にして崩れ去ります。
努力せずに成果を得てしまったら、
そしてその成果から自分を過信してしまったら、
いろんな人を巻き込んで破滅への道を辿ります。
一方、自分よりも実績のない人たちが、一歩ずつ泥臭い努力を積み重ねて、確実に力をつけてステージを上り詰めていきます。
かつて自分よりも下にいると思っていた人たちが、いつの間にか自分と同じステージに立っている。
しかも、自分が決して乗り越えることのできなかった壁を、今まさに乗り越えようとしている。
そんな悲劇が待っているかもしれません。
今の自分に見合わないステージに立ってしまったら
長い人生、努力せずに成果を得るっていうのは、誰でも経験することだと思います。
自分に見合わないステージに立つこともあることでしょう。
僕も半年前にその経験をしました。
結果、とある大失敗をしてしまい、今までにないくらい病んで、しばらく立ち直ることができませんでした。
当時は
なんてことをしてしまったんだ…
ROHIKA
とめっちゃ落ち込みましたが、今となっては
いい経験だったなぁ
ROHIKA
と明るく振り返ることができています。
そしてつい最近も、今の自分に見合わないステージに立ちました。
というか現在進行形です。
でも今はこの状況を、自分の成長に全力で活かすことができています。
半年前にできていなくて、今できていること。
自分なりに分析してみたら、次の3つが出てきました。
- 過信しない
- 自分の弱さを認める
- ステージにふさわしい人間になる努力をする
参考にしていただければ幸いです。
過信しない
「こんな努力で、ここまで実績が得られるなんて」と感じたら、それは運がよかっただけです。
自分の能力のおかげではありません。
この時点で自分を過信してしまうと、あっという間に悲劇に変わってしまいます。
明らかに自分の努力に見合わない成果を手にした時は、謙虚に、そして冷静に受け止めるようにしましょう。
「自分ならやれる!」という自信は大切ですが、「これくらい余裕でしょ」という過信は禁物です。
自分の弱さを認める
現状を冷静に受け止めたあとは、自分の弱さを素直に認めてください。
自分にできないことは何なのか、苦手なことは何なのか、他の人と比べて劣っていることは何なのか。
そして、本来なら立つことのできないはずのステージに、なぜ自分が立っているのか。
とにかく「このままじゃいけない」ということを、心の底から受け止めるように。
ステージにふさわしい人間になる努力をする
「このままじゃいけない」と認識できれば、あとはもう努力あるのみです。
ステージにふさわしい人間になるべく、全力で努力していきましょう。
ここで注意したいことというか、ワンポイントアドバイス。
上で、
- 自分にできないことは何なのか
- 苦手なことは何なのか
- 劣っていることは何なのか
を認めるよう言いました。
しかし、できないこと、苦手なこと、劣っていることを、必ずしも自分自身でやる必要はありません。
周りに、できる人、得意な人、優れている人がいるのなら、
その人たちに任せてしまえばいいんです。
それよりも、
- 自分にしかできないことは何なのか
- 自分の強みは何なのか
- 自分の目指したいポジションは何なのか
を全力で考えて、自分が最高に輝けるポジションを探してください。
学校と違い、現代社会では『オール3の通知表』は求められません。
他すべてが『1』でもいいから、何かひとつ『5』がついている通知表が求められます。
他の人たちと肩を並べるだけが、努力の方向性ではありません。
むしろ現代社会では、そのような努力は通用しなくなってきています。
あなた自身の『独自性』を追求して、今のステージに必要不可欠な人間を目指していきましょう。
そんなわけで。
マリオの『1-2』には気をつけろよ
って話でした。
アディオス! ROHIKA