「教える授業」をやめて「独学させる指導」を始めた6つの理由
どうもどうも、西金沢で「教えない学習塾」を運営しているROHIKAです。
「教えない学習塾」って何なの?自習室?って思うかもしれませんが、ただの自習室ではありません。
タイトルにもある通り、通常の学習塾でやっているような「勉強を教える授業」を廃止して、「独学させるための指導」を行っている学習塾です。
今回は、「教える授業」をやめて「独学させる指導」を始めた6つの理由を話していきたいと思います。
独学させる指導って?
「そもそも独学させる指導って何なのさ?」と思うかもしれませんね。
独学させる指導とは、
生徒が一人で学習(=独学)できるように、
学力を底上げするためのノウハウ指導、
学習に対するモチベーションアップといった、
生徒の学習のサポートに特化した指導
のことです。
具体的には週に1回のマンツーマン指導で、勉強法を教えたり、学習計画のチェック&修正を行ったりしています。
進路指導もしていますが、「志望校はどこ?」というような話はほとんどしません。
「一度きりの人生を、どんなものにしたいか」というテーマを念頭に置き、「どんな大学生活を過ごしたいか」とか「毎日100万円手に入るとしたら、どんな生活を送りたいか」といったような、普通の学習塾ではあまり考えないような内容を取り扱うことがほとんどです。
本当の意味で「将来の夢」を考え、そこから逆算して、今すべきことや目指すべきものを、自ら発見してもらうための進路指導をしています。
それではここから、「教える授業」をやめて「独学させる指導」を始めた6つの理由を紹介していきます。
1.週に1、2度の教える授業は意味が無い
意味が無いは言い過ぎかもしれませんね。
いや、もちろん普通の教える授業にも意味はあるんです。
僕が言いたいのは「普通の学習塾だと、週に1、2回90分前後の授業だけで完結してしまいがち」だということ。
でも、それだけで実力が身につくほど、高校レベルの学習は甘くないです(僕たちの塾は高校生対象)。
かといって、週に毎日塾に通うというのも非現実的。
何より莫大な費用がかかります。
塾で教えられることに慣れてしまうと、最悪の場合、塾で教えられている時以外勉強しない、という状況にもなりかねません。
「塾の授業受けてるし大丈夫!」という妙な安心感を得る可能性もあります。
安心しきって、塾以外の勉強をしなくなっちゃうんですね。
2.塾に来ない時間の方が遥かに重要
どう考えたって、重要なのはむしろ「塾に来ない時間」の方なんです。
基本的に勉強は子供一人でするもの。
分からない問題があっても、解説してくれる先生は普通いません。
だからこそ、塾に来ていない一人の時間を最大限に活用できるかどうかが課題になってくるわけです。
この課題は、普通に勉強を教えてもらっているだけでは解決できません。
そして一朝一夕でなんとかなるものでもありません。
解決するためには「塾に来ない時間をどう使うか」ということに特化した指導を、持続して行う必要があります。
3.教えられると、とりあえず分かった気にはなる
塾の授業はとにかく分かりやすい。
ほとんどの塾では現役大学生講師が中心となって授業を行っていますが、正直そこら辺の学校の先生よりも丁寧に、分かりやすく教えてくれたりします。
ところが分かりやすい授業には大きな問題点が。
あまりにも分かりやすいものだから、特に頭を働かせなくても、内容がすんなりと頭に入ってきます。
どんなに難しい問題だったとしても、その場では「なるほどなるほど」と理解できます。
ところが、丁寧に教えてもらった問題ほど、後から解こうとすると「あれ?どうやってやるんだっけ?」と手が止まります。
これが俗に言う「分かった気になる」状態です。
分かった気になった知識はすぐに忘れます。
思い出そうとしても、考えずに頭に入れた知識なので、思い出すきっかけもありません。
しかも、一応分かった気にはなってるもんだから、妙な安心感だけが残ります。
非常に危なっかしい状況になってしまうわけです。
風船をイメージしてみてください。
綺麗に膨らんだ形が「問題が解ける」という状態です。
そして分からない問題にぶち当たった時、風船はしぼんだ状態です。
分かりやすい授業を受けることで、風船に空気が吹き込まれ、綺麗な形に一気に膨らみます。
しかし時間が経つにつれて風船はしぼんでいき、最後には元のしぼんだ形へと戻ってしまいます。
教えられることのイメージ図
4.独学は一から理解していく
一方の独学はというと、基本的には「分からない」からのスタートとなります。
分からないから「自分が分かっている知識」を積み重ねて、一から順番に理解していかなければなりません。
当然、頭はフル回転。
自分の頭を使って理解したことは、時間が経っても頭に残ります。
仮に忘れてしまったとしても、答えを得るまでのプロセスは一度理解しています。
落ち着いて分かることからやっていけば、いつの間にか答えにたどり着くことも珍しくありません。
こちらも風船をイメージしてみましょう。
分からない問題にぶち当たった時、やはり最初はしぼんだ状態です。
ですが独学の場合、風船の中にいきなり空気を吹き込むことはしません。
まず最初に、いろんな形の「分かっている知識」をどんどん詰め込んでいきます。
風船の形は歪ながらも少しずつ大きくなっていきますね。
そして問題が解けた時、内容を理解しきった時に風船の中に空気が吹き込まれます。
最後の一歩のところで質問などをして、先生に空気を吹き込んでもらうのもいいでしょう。
これで風船は綺麗に膨らみ、完全に理解できた状態になります。
やはり独学の場合も風船はしぼんでいきます。
ところが、風船の中には「分かっている知識」が詰め込まれています。
最初の状態までしぼむことはありません。
忘れてしまったとしても、ほんの少し空気を入れてやるだけで、綺麗な形に膨らませ直すことができるんです。
独学のイメージ図
5.独学力は将来にも必要な力
また独学力は、社会に出てから必要になってきます。
解決しない問題・課題に直面したからといって、その解決策を教えてくれる先生はいません。
また、入社したばかりの会社で、懇切丁寧に一から百までを教えてくれる上司や先輩もいません。
多くのことを自分の力だけで解決していかなければならないんです。
教えてもらうことに慣れていると、いざ社会に出て独学が必要となったときに、どうしたらいいのか路頭に迷うことになってしまいます。
他にも、例えば僕たちの生徒の一人は、中学生にして「海外の通販サイト(英語表記)で商品を取り寄せた」という報告をしてきたことがあります。
もちろん親の許可をもらってですよ(・ω・)
いくら学校で英語を教えてもらっているといっても、海外の英語表記のサイトで商品を取り寄せるなんて、大人でもおいそれとできるものじゃありません。
やりたいことがあっても、独学力がなければ結局やらずに諦めてしまいます。
逆に独学力さえあれば、多少の困難なら自力で乗り越えられるわけなんで、やりたいことには果敢に挑戦していけます。
だからこうとも言い換えられるんですね。
独学力は世界を広げる
うん。
格好いいこと言った!(・∀・)笑
6.科目のこと以上に話したいことがある
ぶっちゃけ学校で習うような科目(英数とか)の学習は、適切な参考書と問題集があればどうとでもなります。
最近だと、月額1000円未満で一流プロ講師の映像授業が無制限で受け放題、というサービスも出てきました。
群を抜いて有名なのは「受験サプリ」ですね。
安価で高品質な映像授業の出現によって、塾・家庭教師の勢力図は大きく変わりつつあります。
もはや、科目を学ぶために塾へ通う、家庭教師を雇うということは時代遅れとなりつつあるんです。
それと同時に、僕には科目のこと以上に教えたいことがたくさんあるんですよね。
例えば、
- 将来役に立ちそうにない科目を、どうして必死こいて勉強しなきゃいけないのかとか。
- みんな一通り悩む「将来の夢がない」という問題を、どうやって解決すればいいのかとか。
- 僕の夢とか。
- 僕が夢を叶えるためにどんなことをしているのかとか。
- 自分の夢を叶える方法とか。
- 学生のうちに社会人並のお金を手に入れる方法とか。
- 一生就職せずに、誰からも怒られること無く生きていく方法とか。
他にもたくさんありますけど、全部挙げるとキリがありません。
せっかく個人レベルで塾を立ち上げたのに、動画で済ませられるような普通の科目授業をしても意味がないじゃないですか。
人生をより豊かにするような知識だったり、テクニックだったりを教えるほうがはるかに有意義です。
何より僕たちが面白く無い。
そんでもって、こういう話の方が、生徒の勉強に対するモチベーションが大幅にアップしたりするんですよね。
モチベーションが上がることで、生徒たちは勝手に勉強してくれます。
僕たちも楽しめて、生徒たちの学習に対する動機にもなる。
独学力も身についているから、その分成績も自然と伸びていく。
塾を卒業する頃には、僕たちが教えた「科目以外の人生レベルの知識」も定着しているはず。
一石二鳥どころではありません。
一石五鳥、六鳥くらいです。
まとめ
「下手に僕たちが教えるよりも、一流講師の映像授業を見たほうが遥かに分かりやすい」
これは事実です。認めざるを得ません。
「じゃあ塾なんていらないじゃん」
という声も聞こてきそうですが、そんなことはありません。
というよりも、きっとここまで読んでくれたあなたなら、僕の言っていることも理解してもらえると思います。
だからこそ僕たちは、「教える授業」を廃止して「独学させる指導」をコンセプトに全く新しい形の塾を立ち上げることにしたんです。
僕たちの塾では、
- 一流講師の映像授業を、普段の学習にどうやって取り入れるか
- 映像授業を念頭に置いた独学用カリキュラム作成
- モチベーションアップ講義
- 学習計画の管理
- 進路相談
- 解説のない問題に対する質問対応
などを中心に、「生徒が自分自身の力で目標を達成する力」を身につけるための指導を行っています。
ちなみに、進路相談はただの進路相談ではありません。
「将来何(職業)になりたい?」とか、そういった甘っちょろいレベルの話はほとんどしません。
もう全力です。
全身全霊を込めた進路相談です。
第一、学校が生活の中心となってる高校生に「なりたい職業は?」と聞く時点でナンセンス。
そんなもん、答えがすぐに出てくるほうがレアケースです。
進路・将来の夢については、これだけで一記事書けちゃうのでまた別の機会に話すことにします。
というわけで僕たちの塾では、本気で将来を考えたい・人生を変えたい生徒を大募集しています。
もちろん「有り余るやる気をどこかにぶつけたい!」という生徒も大歓迎!
あ、でも、塾の場所が西金沢駅から徒歩30秒ってところなので、通えるかどうかだけ確認しておいてくださいね(・∀・)笑
それと通常の科目授業は全くしないので、そこだけは事前にご了承ください。
「もっと詳しい話を聞きたい!」と思って頂けたのなら、今すぐ下記のリンクをクリックして、お問い合わせフォームのページに移動することができますhttp://warenomi.com/mail/。
それでは、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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