社員が次々に辞めていく会社の上層部の人はもれなくこれを読みやがれ
どうも、津本(@rohikarohirohi)です。
僕は一応、会社の上層部の人間です。
経営者というわけではありませんが、どうすれば会社を成長させることができるのか、とかも考えています。
だから、他の会社の経営者の考えとか発言が気になりますし、実際の行動に対して思うこともあります。
今回はそんな記事。
あなたが会社の上層部の人であれば、絶対にこの記事は読んでおいてください。
「たかが弱小企業の人間の戯言だろ」と思うかもしれませんが、だからこそ他の組織の上層部の人よりも、従業員に近い目線を持っていると思います。
そんなわけで書きました。
『社員が次々に辞めていく会社の上層部の人はもれなくこれを読みやがれ』です。
今の社員の幸せを何よりも第一に考えろ
働きやすさ日本一の会社『ChatWark』のCEOである、山本敏行氏は次のように述べています。
それまでの私は、社員が辞める原因は「根性がないから」だと思っていました。でもそうではなく、社員が次々辞めていくのは会社に問題があるからであり、その原因はすべてトップの自分にあると気がついたんです。
引用元:https://newspicks.com/news/1295233/body/
上層部の人たちは、今の社員たちの幸せをどこまで願っているんでしょう。
どれだけ一生懸命働いているのか知っているんでしょうか。
上層部の人は、社員に対して『顧客のことを第一に考えろ』と言っていると思います。
それは良いサービスを提供するのにめっちゃ大切なこと。
だからといって、上層部の人たちは顧客のことを第一に考えていてはいけません。
上層部の人たちが第一に考えるべきは、社員の幸せです。
一緒に働いている社員のことを、機械か何かだと思っていませんか。
感情のないロボットだと思っていませんか。
幸せってのは分け与えるものです。
自分が幸せじゃなかったら、他人を幸せにすることなんてできません。
自分が不幸なのに、さらに自分の身を削ってまで他人に尽くす余裕なんてありません。
「顧客のことを第一に考えろ」って言う前に、「社員のことを第一に考えろ」って話です。
社員に「辞めたい」、「死にたい」なんて思いを持たせないで
別に給料がすべてってわけじゃありません。
給料があるからイコール幸せとは限りませんし、給料が高くても「辞めたい」って言う人は何人もいます。
すべての社員のことを、ちゃんとひとりの人間として見ていますか。
すべての社員がどんな風に働いているか知っていますか。
すべてを知ることは無理だとしても、少しでも知ろうと努力していますか。
必死で頑張っている社員に対して、ちゃんと真っ当な対応をしていますか。
繰り返しますが、給料がすべてってわけじゃありません。
いいですか。
人は無理難題を突きつけられて、追い詰められ、体力・精神ともに限界を迎え、それなのに逃げ道がない状態になると、死を選択することもあります。
「何を非現実的な話を」と思うかもしれませんが、僕の後輩が実際に経験しています。
後輩の同期が会社に対するストレスが原因で、『自殺』という最後の選択をしてこの世を去りました。
今いる社員がいなくなったときのことを考えていますか。
死を選択しなかったとしても、会社を辞めることなんて十二分にあるんです。
それ以前に、「辞めたい」とか「死にたい」なんて思いながら働く社員の気持ちを考えたことがありますか。
ちなみに僕の地元の友達は、9割くらい「辞めたい」って言いながら働いています。
大丈夫ですか。
思っているよりも多くの社員が、「辞めたい」って愚痴っていることだと思いますよ。
そんな会社に未来はありますか。
僕はむしろ、そんな会社に未来なんてなければ良いのに、って思います。
社員の意見に敬意を払え
あと、社員の意見を蔑ろ(ないがしろ)にしてはいませんか。
社員が上の人に意見を言うのに、どれだけ勇気が必要か、ちゃんと分かっていますか。
勇気を振り絞って思いをぶつけたのに、まともに取り合ってもくれないなんて最悪です。
社員の意見には敬意を払うべきです。
不満だったらなおさら、全力で話を聞いてあげなきゃダメです。
大抵の社員は、会社に不満を持ったとしても言いません。言えません。
他の社員と飲みに行ったときとかに愚痴るだけ愚痴って、会社に対するヘイトをお互いグングン高めて、それで終わり。
どんどん会社のことが嫌いになっていきます。
そしてそのことが表面化することはありません。
不満をぶつけてくれる社員に対して、どこまで真摯に取り合っていますか。
まともに取り合ってくれないと判断してしまったら、その勇気も無駄になりますし、もう二度と不満が表面化することはありません。
そして不満をちゃんとぶつける社員ってのは、大抵が有能な社員です。
水面下で転職活動とか、辞める準備を進めていて、ある日突然「会社辞めます」って言ったりします。
「そんな非常識な」って思うかもしれませんが、その社員は何も悪くありません。
悪いのは、まともに社員と向き合わなかった上層部です。
「非常識な対応をするしか、もはや方法はないと察した」と思い知るべきです。
今一度、山本敏行氏の引用を用います。
それまでの私は、社員が辞める原因は「根性がないから」だと思っていました。でもそうではなく、社員が次々辞めていくのは会社に問題があるからであり、その原因はすべてトップの自分にあると気がついたんです。
引用元:https://newspicks.com/news/1295233/body/
うちの会社
最後に、うちの会社の自慢をさせてください。
うちの会社は先月で、無事3年目を迎えました。
まだまだちっちゃい会社ですし、給料も「めっちゃ良い!」ってわけじゃありません(笑)
だけども僕自身、心の底から「この会社でよかった」と思いながら、毎日働くことができています。
社員のことを何よりも考えてくれる社長
その大きな理由のひとつは、なんといっても社長。
社長っていっても僕のひとつ年下なんですが、そんなことはまったく関係なく、ホンマに心から尊敬しています。
うちの社長は全身全霊をかけて、僕たち社員のことを考えてくれています。
僕らが食いっぱぐれないように、誰よりも自分の身を削って、事業を進展させようと動きまくっています。
そして僕らの意見をちゃんと聞いてくれます。
社長自ら会社や事業の悪い部分を挙げて、改善策を一緒になって考えてくれます。
僕らが理想的とする働き方を主張するときも、真摯に耳を傾けて、その実現方法を模索してくれることもあります。
そのおかげで僕は本当に毎日楽しい日々を、充実した毎日を過ごすことができています。
そしてそんな社長だから、僕たち社員も何かしらの形で恩返ししたいと考えています。
僕は「今のままじゃ会社に大きな貢献はできない」と考えて、個人の力を上げるための挑戦をスタートしました。
自分が幸せだからこそ、「人を幸せにするために時間を費やしたい」と思えるようになりました。
その挑戦のひとつが、津本がゴエンを集めるプロジェクトです。
僕は基本的に人見知りですから、以前の僕なら『こんな人と会いまくるような企画をやる』なんて、間違いなく考えもしなかったことです。
トップが社員の幸せとトコトン向き合うことで、社員は勝手に成長します。会社に貢献しようと奮闘します。
当然「辞めたい」とか「死にたい」なんてこれっぽっちも思いません。
それよりも「もっと仕事がしたい!」という思いでいっぱいです。
信じられないでしょ?
これが困ったことにまぎれもない事実なんですよね。
仕事をしすぎて、奥さんにヤキモチを焼かれることもあります。
それぐらい仕事が好きでたまらないんです。
会社を自慢してくれるインターン生
ちなみにうちの会社にはインターン生がいます。
社員の数よりもインターン生の数の方が多いです(笑)
ですから僕にとって、インターン生は部下みたいなもの。
もっとも、『部下』って認識で接している気はありません。
『同じ志を持つ仲間』ってイメージ。
僕は「どうやったらインターン生が幸せになるか」ってことを全力で考えています。
悩み相談に乗ったり、本当にやりたいことを一緒に考えたり。
社長が僕たちにやってくれていることを、そのままインターン生にやっている感じ。
そしたら僕たち社員と同じで、インターン生もグングン成長していくんです。
なんとか僕たちに貢献しようと、必死になってあれこれ考えてくれるんです。
そしてさらに嬉しいことがありました。
『うちの会社のこと』を友達にめっちゃ自慢してくれるんです。
「自慢してくれ!」って頼んだわけじゃありません。
自らの意思で『うちの会社にいること』を、たくさんの友達にめっちゃ惚気(のろけ)てくれているんです。
するとどうなったか。
インターン生の友達や後輩が「どんなところなのか実際に見てみたい」と、うちの会社に次々とやって来てくれるようになりました。
そして実際に訪れた何人かが「ここでインターンさせてほしい!」と言ってくれました。
言っておきますけど、うちのインターンは給料も何も発生しないんですよ。
何だったら、交通費も支給されません。
字面だけ見たらただのブラック企業です(笑)
それなのに、「ここでインターンさせてほしい!」って言ってくれる子が現れるんです。
それもこれも、インターン生が心の底から自慢して、惚気(のろけ)てくれているおかげ。
本当にありがたいことだし、何より本当に嬉しいことです。
おわりに
こんな形で、うちの会社には『同じ志を持つ仲間』が少しずつ増えています。
全員が全員の幸せを心から願っている組織になっています。
だからこそ全員が心の底から楽しみながら働けているし、「もっともっと仕事がしたい!」とか、「もっともっと貢献したい!」って思えています。
うちの会社はまだまだちっちゃいです。
ちっちゃいからこそ、お互いに面と向かって話し合う機会があります。
定期的に、お互いに意思疎通をする機会もつくれています。
小さな会社だからいろんなことに余裕があって、大きな会社の悩みや苦しみもまだまだ経験できていないんだと思います。
これからうちの会社も、少しずつ大きくなっていくことでしょう。
そうなったとき、お互いがお互いの幸せを願い合える組織をつくることは、多分、想像しているよりずっと難しいと思うんです。
これを「現実的じゃない」って言って、さっさと切り捨てる人もいることでしょう。
だけども、
だけどもですよ。
それでもやっぱり一緒に働く仲間には、「辞めたい」とか「死にたい」なんて思いを抱かせたくありません。
一緒に楽しく働いて、一緒に最高の組織を作り上げていきたいんです。
僕は自分の幸せを犠牲にしてまで、顧客の幸せを追求したいとは思いません。
一緒に働く仲間にも、そんなことはさせたくないし、思ってほしくもありません。
こんなことを言う僕は、能天気で現実を知らないただのガキなんでしょうか。
会社が大きくなったら、そんなことは言ってられない状況になっていくんでしょうか。
そんなん、つまらんでしょ。
おっしゃ、分かった。
まずは僕が、僕たちの会社が、社員全員が幸せに働いてる組織になったろうじゃないか。
そんで『働きやすさ日本一の会社』になって、全国行脚すればいいんだ。
道のりは険しい。
でも人生を懸けて挑戦する価値はある。
僕は今、間違いなく幸せに働くことができている。
僕と同じ思いの人が、この世にもっともっと増えてほしい。
あらま。
この記事を書いているうちに、新しい野望ができちゃった。
おいら、頑張っちゃうぞ。
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