ライバルサイトのチェックまでがキーワード選定!初心者ブロガーはここが甘い!

検索ボリュームを調べたあと、すぐに記事を書き始めてはいけません。
必ずライバルサイトをチェックして、「そもそも、このキーワードで検索上位を狙えるか」を確認しておきましょう。
ブログ初心者は、ここで手を抜きます。
そのキーワードで検索上位を狙えるか
アクセスを集めたいのであれば、「確実に勝てる土俵で勝負すること」を徹底しましょう!
例えば「ダイエット」というキーワードの検索ボリュームは、月間10万~100万(2018年5月現在)です。
ここで、
「よし!検索ボリュームがめっちゃ多いから、「ダイエット」で記事を書こう!」
なんて思ってはいけません。
検索ボリュームが極端に多いということは、ライバルサイトも極端に多いんです。
ライバルサイト=タイトルに狙ったキーワードがすべて入っているサイト
ここで、ライバルサイトの定義を確認しておきましょう。
ブログにおける「ライバルサイト」とは、
タイトルに狙ったキーワードがすべて入っているサイトのことです。
たとえば「ダイエット 食事」でGoogle検索してみると、以下の記事タイトルが検索上位に表示されます。
見て分かる通り、ほとんどのタイトルに「ダイエット 食事」の2語が含まれています。
ちなみに上から2番目のタイトルは、省略されている後半部分に「食事」というキーワードが隠れていました。
「ダイエット 食事」というキーワードで記事を書く場合は、これらの記事がすべてライバルとなります。
すでに想像しているかもしれませんが、「ダイエット 食事」のライバルサイトはまだまだ大量にあります。
「ダイエット 食事」の検索結果の1ページ目は、以下のようになっていました。
「確実に勝てる土俵」か否か
「ダイエット 食事」で上位表示させるには、これらのライバルサイトに打ち勝つ必要があります。
ここで確認しなければならないのが、「確実に勝てる土俵なのか」ということ。
「ダイエット 食事」で上位表示されている記事は、どれも入念に作り込まれています。
文量も相当なものですし、適切な内部リンク・関連リンクも用意されています。
また、ほぼすべてが専門家が書いている記事でもあり、Googleから高評価を受けやすい記事となっています。
そんなモンスター級の記事がうごめいている中で、素人が開設したてのブログで書いた「ダイエット 食事」の記事が上位表示されるなんてありえません。
弱小ブログは小さなアクセスを確実に集めていく
ブログを開設したばかりの頃は、いわゆる「ドメインパワー」と呼ばれるものがまったくありません。
ドメインパワーとは、「そのサイトに対する、Googleからの信用」だと思ってください。
「このサイトは良い情報をたくさん提供しているな」とGoogleが判断すれば、ドメインパワーが上がります。
ドメインパワーが強ければ強いほど、書いた記事が上位表示されやすくなります。
一方ドメインパワーが弱いと、どんなに良い記事を書いても、上位表示されることは滅多にありません。
弱小ブログは、そもそもGoogleに存在を認知してもらえません。
どんなに良い記事を書いたとしても、それがライバル多数だった場合、他のライバルサイトに埋もれて適切に評価されずに終わるんです。
なので弱小ブログはまず、コツコツとドメインパワーを上げていくことが先決です。
検索ボリュームは少なくても良いので、確実に上位表示を狙っていき、小さなアクセスを確実に集めていくこと。
ライバルがうごめくキーワードで勝負することは避けて、「確実に勝てる土俵」で勝負していきましょう。
そのためにも、ライバルチェックは絶対に行ってください。
ライバルサイトでチェックすべき点
ライバルチェックのやり方を確認していきましょう!
「このキーワードで記事を書こうかな」と思ったら、実際にそのキーワードでGoogle検索してみましょう。
広告を除くと、全部で10記事のタイトルが表示されます。
これら10記事に対して、ライバルチェックを行います。
チェックすべきは以下の4点です。
- 記事のタイトル
- 本文の質
- サイトの種類
- 記事の種類
記事のタイトル
何よりも先にチェックすべき部分です。
あなたが狙ったキーワードが、記事タイトルにすべて入っているかを確認しましょう。
この時点で、「その記事がライバルか否か」が決まります。
たとえば以下は、「スロージョギング 効果 いつから」で検索した結果です。
じっくり見てみると、「スロージョギング 効果」の2語が入っているタイトルはいくつかありますが、「いつから」というキーワードが入っているタイトルはありません。
そもそも「スロージョギング」というキーワードがないタイトルもチラホラあります。
これが「ライバル不在」という、もっとも理想的な状況です。
直接的なライバルがいないので、「スロージョギング 効果 いつから」というキーワードで記事を書けば、すんなり上位表示させることができるでしょう。
このようにタイトルをチェックすることで、直接的な「ライバルの数」を確認することができます。
ライバル不在なら、これ以上ライバルチェックする必要ありません。
だってライバルがいないんですからね。
検索上位(上位10記事)のライバル記事数が1~5記事くらいなら、そのキーワードで記事を書いてしまってもいいでしょう。
それ以上ライバル記事があれば、以下の工程に移ります。
本文の質
ライバルの存在を確認したら、実際にライバル記事を読んでみます。
ここでは、
- 文字数
- 内部リンク
- 読みやすさ
- 検索者の疑問を解消しているか
あたりを重点的に確認し、ライバルの強さをチェックします。
文字数の多い記事=強いライバル
文字数が多いからといって、必ずしもSEO的に有利になるとはいえません。
しかし文字数が多い記事は情報量が多く、検索者のニーズを満たす場合が多いです。
ライバルチェックに慣れないうちは、文字数が多い=強いライバル、だと思っておいた方が無難です。
適切な内部リンクが設置されている記事=強いライバル
内部リンクというのは、「そのブログの別の記事へ誘導するリンク」のことです。
例えば「豆乳ダイエットのメリット」という記事の最後に、「豆乳ダイエットのデメリット」という記事への内部リンクがあれば、ほぼ間違いなくそのリンクはクリックされます。
メリットを知りたい検索者は、デメリットも知りたいはずですからね。
「豆乳ダイエットのメリット」を読んだ検索者は、その流れで「豆乳ダイエットのデメリット」も知ることができるわけです。
適切に内部リンクが設置されている記事は、強いライバルとなるでしょう。
読みにくい記事=弱いライバル
検索順位は、記事の滞在時間も大きく影響します。
つまり、「その記事がちゃんと読まれているかどうか」ということ。
文字がぎっちり詰まっていたり、文字装飾が一切なかったり、逆に文字装飾だらけで目がチカチカする記事は、検索者が訪れてもすぐに離脱されます。
読む気になりませんからね。
スマホでさくっと完読できないような記事は、弱いライバルと判断できるでしょう。
検索者の疑問を解消していない記事=弱いライバル
検索者は、記事が読みたくて検索するわけではありません。
悩みや疑問を解消するために検索するんです。
「ダイエット 食事」で検索する人は、ダイエットに有効な食事メニュー等が知りたいんです。
それなのに、せっかくたどり着いた記事で「ダイエットは食事よりも運動が大事」とかしか書かれていなければ、すぐにページを閉じちゃいます。
検索者は、「この記事には求めている情報がない」と判断した時点で、すぐに別の記事へ移ります。
結果、記事の滞在時間が短くなり、離脱率も跳ね上がります。
こういう「検索者の疑問を解消していない記事」は、弱いライバルだとみなしましょう。
サイトの種類
サイト自体の種類も確認しておく必要があります。
サイトの種類は主に、
- 無料ブログ
- 独自ドメインの雑記ブログ
- トレンドブログ
- キュレーションサイト(NAVERまとめなど)
- ジャンル特化型ブログ
- 大手メディア
- 公式サイト
といったものが挙げられます。
基本的に、
- 大手メディア
- 公式サイト
には勝てないと思っていた方が懸命です。
一方、
- 無料ブログ
- 独自ドメインの雑記ブログ
- トレンドブログ
は、こちらが弱小ブログでも、記事の質次第で勝負できるライン。
狙い目はこの辺のサイトですね。
ドメインパワーが弱いうちは、いくら記事の質が良かったとしても、
- キュレーションサイト(NAVERまとめなど)
- ジャンル特化型ブログ
に勝つことはほとんど不可能です。
サイト単位での質の勝負になってくるので、コツコツとドメインパワーを上げて、同じ土俵に立てるようになってから、記事の質で勝負するようにしましょう。
記事の種類
最後に、ライバル記事が
- 1記事完結型記事
- まとめ記事
のどちらなのかもチェックしておきましょう。
1記事完結型記事
1記事完結型記事とは、「その記事を読み終われば、特にアクションすることなく、その記事を閉じる」というような記事です。
たとえば次のような記事です。
まとめ記事
まとめ記事とは「いろんな記事を読むために、何度もその記事を経由する必要がある」というような記事です。
たとえば次のような記事です。
想像できると思いますが、記事としての強さは、
まとめ記事>>1記事完結型記事
です。
1記事完結型記事では、まとめ記事に太刀打ちできません。
1記事完結型記事で勝てるのは、1記事完結型記事だと思いましょう。
キーワードのライバルチェックは必須
以上、
- 記事のタイトル
- 本文の質
- サイトの種類
- 記事の種類
といったライバルチェックは、必ず行うようにしましょう。
弱小ブログならなおさらです。
「キーワード選定」と言って、検索ボリュームを入念に調べる人は多いですが、そこで終わってしまう人も非常に多いです。
ライバルチェックまで実施して、はじめて「キーワード選定」といえます。
初心者ほどライバルチェックで手を抜いて、いつまで経ってもアクセスが集まらないブログを作っちゃいます。
これを読んだあなただけでも、ライバルチェックを欠かさず行ってくださいね。
他の初心者ブロガーと大きく差をつけていきましょう。
それでは今回はここまで!
お疲れ様でした!
▼SEOまとめ記事はこちら
Comment
無料にしてはこれらに困っている読者には十分すぎる内容ですね。
メンターをさがすいいきっかけになる記事かと思われます。
もし読者のかたでこれを目にしているならば1回読んだだけでこれを理解した気になるのも危険です。何回も読んで実践し自分のものにしてはじめてこういった記事のありがたみがわかることを心にとめてください。