【注意】SEOはキーワード数が多けりゃいいってワケじゃない!弱小ブログは○○キーワードに絞って戦え

記事にSEO対策を施すには、キーワードの数も重要です。
SEO的に「キーワードの数」といえば、
- 狙うキーワードの数
- 記事全体に散りばめるキーワードの数
の2種類を考えることになります。
今回はこの2種類のキーワード数について解説していきます。
概要
SEOにおけるキーワードとは
SEOにおけるキーワードの意味を確認しましょう!
SEOにおいて「1つのキーワード」というのは、「ユーザーが検索するときに入力するキーワードのかたまり」のことを意味します。
たとえば次のキーワードのかたまりを見てください。
- ダイエット
- 簡単
- レシピ
の3語が入力されていますが、SEOにおいては「3つのキーワード」とは考えません。
「ダイエット 簡単 レシピ」を1セットで捉えて、「1つのキーワード」といいます。
ですから、
の2つも、同じく「1つのキーワード」と捉えます。
これはつまり、
- 「ダイエット」
- 「ダイエット 簡単」
- 「ダイエット 簡単 レシピ」
のいずれも、まったく違うキーワードだということを意味します。
「ダイエット」というキーワードを狙うのと、「ダイエット 簡単 レシピ」というキーワードを狙うのとでは、戦略もターゲット層も大きく異なるんです。
SEO対策はキーワード数を絞れ!
それでは、具体的なキーワード数の話をしていきましょう!
SEOを意識したとき、キーワードは次の3種類に大別できます。
- 3語キーワード
- 詰め込み型キーワード
- 単一キーワード
基本は3語キーワード
3語キーワードとは、
のように、3つの単語でつくられたキーワードのこと。
ちなみに、複数の単語からつくられたキーワードのことを複合キーワードと呼びますから、3語キーワードは複合キーワードの一種です。
SEOを意識するなら、基本は3語キーワードを狙うようにしましょう。
3語キーワードを狙う理由は、
- ライバルが少ない
- 検索意図が分かりやすい
のふたつです。
ライバルが少ない
「ダイエット」は検索需要が非常に大きいキーワードですが、その分ハイパー激戦区です。
対して「ダイエット 簡単 レシピ」は検索需要は控えめですが、「ダイエット」に比べればライバルの数も控えめです。
どんなに検索需要のあるキーワードであっても、同じキーワードで記事を書いているライバルが多ければ、検索上位は滅多に狙えません。
いきなり「ダイエット」のようなビッグキーワードばかり狙っていても、検索上位は獲得できませんから、いつまで経っても少しのアクセスも集まらないのです。
検索需要の有無も大切ですが、ブログパワーが弱いうちは、小さなアクセスをコツコツ集めていくことが何よりも大切です。
小さなアクセスが集まってきたら、少しずつブログパワーも上がっていき、少しずつライバルの多いキーワードでも勝負できるようになってきます。
最初は3語キーワードを狙って、ライバルの少ない市場で戦っていきましょう。
検索意図が分かりやすい
また、「ユーザーの検索意図が分かりやすい」というのも、3語キーワードを狙う大きな理由です。
「ダイエット」で検索する人は、一体どんな情報を求めているのでしょうか?
- 「効率的なダイエットのやり方」かもしれませんし、
- 「ダイエットにおすすめのジム」かもしれませんし、
- 「ダイエットという言葉の意味」かもしれません。
「ダイエット」という単一キーワードでは、ユーザーがどんな情報を求めているのかが非常に分かりにくいんです。
ユーザーが求めている情報がつかめないわけですから、こちらもどういう記事を書けばいいのか分かりませんよね。
それに対して、「ダイエット 簡単 レシピ」は単純明快です。
「ダイエット中におすすめの簡単なレシピを教えてほしい」というものでしょう。
多少のニュアンスの違いはあれど、大きく外れてはいないはずです。
あとは、「ダイエット中におすすめの簡単なレシピ」に関する記事を書けばOKですね。
検索者に有益な情報を提供するためにも、「検索意図」がわかりやすい3語キーワードを狙うことが重要です。
詰め込み型キーワード
芸能人に関するニュース等があると、次のようなタイトルの記事がネット上に乱立します。
いずれも、「詰め込み型キーワード」と呼べる戦略を使っています。
たとえば上から二番目の
星野源と新垣結衣が熱愛結婚を発表する可能性は?ミヤネ屋の予想や占い…
のいうタイトルを見てみましょう。
このタイトルには、
- 星野源
- 新垣結衣
- 熱愛
- 結婚
- 発表
- 可能性
- ミヤネ屋
- 予想
- 占い
という単語が含まれています。
これらの単語を適当に組み合わせてみると、
- 星野源 新垣結衣 熱愛
- 星野源 新垣結衣 結婚
- 新垣結衣 結婚 発表
- 星野源 結婚 可能性
- ミヤネ屋 結婚 予想
などなど、いろんなキーワードを作り出すことができます。
ひとつのタイトルの中にいくつもキーワード候補が存在するので、複数のキーワードで上位表示される可能性が生まれます。
スピードが求められるトレンドブログでは、このよな詰め込み型キーワードで仕掛けるのも戦略のひとつです。
ですが詰め込み型キーワードで複数のキーワードを狙う場合、いろんなキーワードに対処しなければならないので、どうしても記事の内容が薄くなってしまいます。
アクセス数があったとしても、記事自体の滞在時間が短くなりやすいので、Googleからの評価が下がりやすいというリスクもあります。
また、下手に詰め込みすぎることで、タイトルが不自然な日本語になることも多いです。
読みにくいタイトル・違和感があるタイトルだと、検索結果に表示されたとしても、多くの人はクリックすることをためらいます。
詰め込み型キーワードは諸刃の剣になりやすいので、トレンドブログ運営者以外は避けるのが懸命でしょう。
単一キーワードは狙わない
のように、1つの単語だけでつくられているキーワードを「単一キーワード」といいます。
すでに理解している通り、単一キーワードで記事を書くことは賢い戦略ではありません。
ライバルも多く、ユーザーの検索意図もつかめませんから、単一キーワードで上位表示を狙うことはほぼ不可能です。
単一キーワードでの上位表示を狙う場合は、ブログ全体で戦略を練っていく必要があります。
この話をするとかなり長くなるので、また別の記事で詳しく解説していこうと思います。
今の時点では、
- 3語キーワード
- 詰め込み型キーワード
のどちらかで戦っていきましょう。
記事全体にキーワードを散りばめる
次に、記事全体にキーワードをどう散りばめていくかを考えていきましょう!
狙ったキーワードで上位表示させるには、キーワードを記事に散りばめることも必要です。
キーワードは、
- タイトル
- メタディスクリプション
- 見出し(h2タグ)
- リード文(冒頭文)
- 本文
という優先順位を意識して、記事に散りばめていきましょう。
- 見出し(h2タグ)
- リード文(冒頭文)
に関しては、特に細かく解説することがないので、
- タイトル
- メタディスクリプション
- 本文
についてのみ解説しておきます。
タイトル
キーワードをタイトルに入れるのは必須です。
「ダイエット 簡単 レシピ」というキーワードを狙うのであれば、「ダイエット 簡単 レシピ」をすべてタイトルに含めるようにしましょう。
SEOを意識したタイトルづくりについては、以下の記事で詳しく解説しています。
⇒SEOを意識したタイトルを作ろう!おすすめキーワードもまとめて紹介
メタディスクリプション
メタディスクリプションとは、検索結果でタイトル下に表示される、下図赤枠の部分ことです。
メタディスクリプションの中にも、狙うキーワードはすべて書いておきましょう。
All in One SEO Packというプラグインをインストール&有効化していれば、記事編集画面の最下部あたりで簡単に設定できます。
本文内のキーワードの割合
今はそこまで重要視されていませんが、本文全体のキーワード数もSEOに影響があるといわれています。
ただ、不自然にキーワードを散りばめてしまうと、Googleロボットに「スパム(迷惑行為)」だと判断されてしまいます。
何よりも、読者に違和感を持たれてしまい、記事の滞在時間や離脱率にも響きます。
本文に散りばめるキーワードの数は、本文全体の5%前後で留めるようにしましょう。
かといって、「5%までキーワード数を増やさなければ」という意識を持つ必要はまったくありません。
今は小手先のテクニックよりも、記事自体の質が圧倒的に重視されています。
「検索者にとって価値のあるコンテンツ」をつくりあげることが、何よりものSEO対策になります。へたに本文のキーワード数を増やそうして、記事の質が低下してしまっては本末転倒です。
本文中のキーワード数はそこまで意識する必要はありません。
「記事の質を保ちつつ、もう少しキーワード数を増やせそう」というのであれば、適度にキーワードを散りばめてみるという認識で十分でしょう。
最後に
最後に、今回の要点をまとめておきます!
- 「ダイエット」
- 「ダイエット 簡単」
- 「ダイエット 簡単 レシピ」
はどれも「1つのキーワード」
- 3語キーワード
- 詰め込み型キーワード
- 単一キーワード
- ライバルが少ない
- 検索意図が分かりやすい
- タイトル
- メタディスクリプション
- 見出し(h2タグ)
- リード文(冒頭文)
- 本文
それでは、今回はここまで!
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