「ブログ記事が書けない問題」は初心者・中級者で原因が違う!中級者はライバルリサーチしよう!
意外と「ブログ記事が書けない!」っていうのは、初心者よりも中級者ブロガーが陥る悩みだったりします。
「ブログ記事が書けない」と一言で言っても、実際には、
- キーワード選定すらできないレベルで、ブログ記事が書けない
- キーワード選定はできるけど、ブログ記事が書けない
の2種類の悩み方があります。
当然どちらの悩み方かによって、原因も対策も変わります。
概要
キーワード選定すらできないレベルで、ブログ記事が書けない
ブログ初心者が悩む原因はこれだ!
これは、ブログ初心者が陥りやすい悩みです。
「キーワード選定とかの前に、そもそもブログ自体に着手できないです…!」
っていう状態。
こういう意味での「ブログ記事が書けない」っていう原因は主に、
- ネタがない
- やる気がない
- 時間がない
- 自信がない
の4つが挙げられます。
それぞれの解決策をお伝えします。
ネタがない
「ネタがない」というのは、
- ブログの方向性が定まっていない
- 圧倒的なインプット不足
のどちらかに陥っています。
ブログの方向性が定まっていない場合は、そもそも「誰のために、どんな情報を伝えるブログなのか」っていうことが不明確なので、「何を考えればいいか」ってことすら見えていません。
勉強でいうところの、「分からないところが、分からない」っていう状態。
ブログ記事を書く以前の問題なので、じっくり時間を取ってブログの方向性から定める必要があります。
「ネタが尽きた!」という場合は、圧倒的なインプット不足です。
どんなジャンルであっても、「ネタが尽きる」ということはあり得ません。
それは「あなたの知識が尽きた」に過ぎないんです。
というわけで、「ネタが尽きた」なんか言ってる時間がもったいないので、さっさとそのジャンルの勉強をしていきましょう。
やる気がない
「やる気がない」という場合は、「どうしてブログをやろうと思ったのか」ってことを思い出してみてください。
「初心に帰る」というやつです。
何事も目的を見失ってしまうと、やる気をなくしてしまうものです。
改めてブログの目的を明確にしてみると、案外、それだけでやる気が戻ってきたりするものです。
あと、作業量に反して成果が出ない時期。
この時期は誰もが挫折しかけます。
この時期はやっぱり、仲間の存在が大きいですねー。
身近な人がブログをやっているのなら、ぜひ定期的に活動報告してみましょう。
僕はこれでやる気を取り戻しました。
時間がない
時間を作ってください。以上。
自信がない
いろんなブログの記事を見ていると、どうしても自分の書いた記事が見劣りします。
それはもう仕方ありません。
上位表示されている記事は、これまでブログを書き続けてきた人たちの記事なんです。
そんな記事と、ブログをはじめて数ヶ月の自分と比べて、「自分の方がいい文章書けてる!」って思う方が危ないでしょう。
最初は誰だって初心者です。
今、検索上位にいる人たちも、最初はひどい記事を書いていたはずです。
何も書かずに「自分はひどい記事しか書けないから…」と言っていては、いつまで経ってもその状態は変わらないんです。
どんなにひどい記事でもいいので、淡々と書き続けていってください。そして他の人の記事と比べて、「うわー、やっぱり自分、まだまだだなー。もうちょっとこうした方がいいかなー」と、何度も試行錯誤を繰り返してください。
ブログほど「継続は力なり」という言葉が適してる物事は、そうそうありません。
キーワード選定はできるけど、ブログ記事が書けない
ブログ中級者が悩む原因はこれだ!
ここからは中級者が陥りやすい原因です。
「ネタはある!キーワード選定もできる!!
だけど本文が書けないんだ!!」
っていう悩み。
この悩みの原因は、
- 完璧主義
- 検索者の疑問・悩みを理解していない
- ライバルリサーチ不足
のどれかが該当します。
完璧主義
書いては消して、書いては消して。
一行一行めっちゃ時間をかけて文章をつくり、その都度校正し、ひとつの小見出しをつくるのに30分とか費やしちゃう。
自分の知っている知識・情報を、できる限り詰め込もうとする。
「そんなの求めている読者なんていないよ」って言いたくなるような、重箱の隅をつつくようなレベルの情報さえも網羅しようとする。
そして1記事書きあげるのに、10時間くらいかかっちゃう。
どの世界でもそうですけど、完璧主義の人は身を滅ぼしやすい傾向にあります。
完璧を求めすぎると、全体のスピードが著しく遅くなります。
ことビジネスに関していえば、重要なのは「完成度」よりも「スピード」です。
ブログ記事は、とにかく「書き上げること」を第一目標にしてください。
まず書き上げて、投稿して、そして時間をおいて読み直す。
読み直したときに気になる部分があれば、その都度修正すればいいんです。
むしろ時間をおいて読み直した方が、自分で書いた記事でも客観的に見れるようになり、より的確な修正を施すことができます。
検索者の疑問・悩みを理解していない
「キーワード選定をしたのに良い文章が作れない」って場合は、大抵これが原因です。
検索者は、ブログ記事が読みたいわけじゃありません。
検索者は、自分の疑問・悩みを解決するために、仕方なくブログ記事を読んでいるんです。
いうなれば、検索キーワードというのは「検索者からの質問」です。
「どうやったら運動しなくても痩せられるんだろう?」と悩む人は、Googleで「ダイエット 運動しない 方法」などで検索します。
これは検索者にとって、「どうやったら運動せずに痩せられるんですか?」とGoogleに質問していることと同じです。
検索キーワードをもとに、検索者の質問を推測する。
検索者が解決したい疑問や悩みを理解する。
そして検索者の質問に答える形で、記事を書いていく。
こういう考え方で記事を書いていけば、「どういう内容を書けば良いのか」がかなり明確になってきます。
ライバルリサーチ不足
「検索者の疑問・悩みは想像できるけど、それに応じれるだけの知識がない!」
とか、
「そもそも、検索者の疑問・悩みなんて理解できない!」
とかいう場合は、圧倒的なライバルリサーチ不足です。
まず第一に、ブログ記事を書くときは、今持っている知識だけで勝負してはいけません。
あなたが書きたいと思っている記事=上位表示させたい記事、ですよね。
だったら検索上位のどの記事よりも、質の高い記事を書く必要があるわけです。
今自分が持っている知識だけで、それらの記事よりも良い記事が書ける、なんて思ってちゃダメです。
最低でも、上位表示されてる記事すべての知識を備えた状態で、万全の準備を整えて記事を書き始めましょう。
ようは「ライバル記事すべてをじっくりと読み込め」ってことです。
それだけで、検索者の疑問・悩みに応じるだけの知識は身につくはずです。
ライバルリサーチを徹底することで、1記事書き上げるごとに新たな知識がインプットされます。
記事を書いただけあなた自身の知識量が増え、専門性も増していきます。
ブログを運営していく中で、いつの間にか「○○の専門家」と名乗れるレベルに到達することも珍しくありません。
また、適切なライバルリサーチをすることで、検索者の疑問・悩みを洗い出すことができます。
これは長くなるので、次の見出しで詳しく解説します。
ライバルリサーチのやり方
ライバルリサーチのやり方を確認しましょう!
ライバルリサーチの目的は、
- 検索キーワードに関する知識を補充する
- 検索者の疑問・悩みを把握する
の2つです。
この2つの目的を達成するために、
- 検索者の疑問・悩みを推測する
- 検索上位10記事すべてを読む
- マインドマップをつくる
- マインドマップを見て検索者の疑問・悩みを推測する
という流れでライバルリサーチを行っていきましょう。
あ、ここから先はキーワード選定できている前提です。
キーワード選定について詳しく知りたい場合は、以下の2記事を熟読しておいてくださいね。
1.検索者の疑問・悩みを推測する
選定したキーワードを元に、「そのキーワードで検索した人は、どんな疑問・悩みを持っているんだろう」と推測します。
まずは自分で推測してください。
受験勉強で問題集を使うときと似ています。
どんなに分からない問題でも、はじめから解答・解説を読むより、最初は自力でできるところまでやってみる。
で、その後に解答・解説を見た方が、深く理解することができますよね。
ライバルリサーチの前に数分でいいので、検索者の疑問・悩みを推測して、メモ帳などに書き出しておきましょう。
2.検索上位10記事すべてを読む
続けて狙うキーワードで実際に検索し、検索上位10記事すべてを読みます。読み込みます。
僕の場合は、イチイチ検索結果に戻るのが面倒なので、下の図のように検索上位10記事すべてを別タブで一気に開いています。
別タブで記事を開く方法は、タイトルを右クリックして「新しいタブで開く」です。
3.マインドマップをつくる
ライバル記事を読みながら、情報を整理するためのマインドマップをつくります。
手書きでもいいですし、デジタルでもOK。
僕はあとからマインドマップを整理して記事の全体像を作り上げるので、iPadアプリの「MINDNODE」を使っています。
マインドマップのつくり方には個人差がありますが、僕はこの時点で、
- 自分の知っている情報だけでマインドマップをつくる
- ライバル記事を読んで新しく知ったことを、その都度マインドマップに追加する
という流れでマインドマップをざっくり作ります。
僕のある記事では、下のようなマインドマップを作ってます。
4.マインドマップを見て検索者の疑問・悩みを推測する
マインドマップが完成したら、そこから「検索者の疑問・悩み」を推測します。
「この情報は、検索者の○○という疑問・悩みを解決しそうだ」という感じです。
たとえば上で紹介したマインドマップは、クラウドファンディングに関する記事のマインドマップです。
で、上から二番目に、「この流れ(クラウドファンディング)を受け入れて、喜んで課金できる人はめっちゃ楽しめる時代」とあります。
この情報は、
- クラウドファンディングって浸透するの?
- 誰がクラウドファンディングなんかにお金を出すの?
- クラウドファンディングは誰が得するの?
などの質問の答えになっていそうです。
これらをマインドマップの該当する部分に付け加えていきましょう。
こういう感じで、マインドマップ上のそれぞれの情報から、検索者の疑問・悩みを言語化していきます。
上のように「~ってどうなの?」という質問文形式にすると、あとから記事にするときに書きやすくなりますね。
疑問・悩みの言語化が終了したら、ライバルリサーチは完了です。
この作業が終わった時点で、ライバル記事の情報を一通りインプットすることもできますし、キーワードに対してより深い知識を得ることができています。
あとは、検索者の疑問・悩みを解決する記事を書いていくだけです。
注意点
ライバルリサーチの際の注意点がひとつあります。
ライバル記事のデザインや文字装飾、読みやすさなどは気にしないようにしましょう。
「このブログのデザイン、めっちゃおしゃれ!」って思っちゃうと、デザインの変更に力を入れたくなります。
でもぶっちゃけブログ読者の多くは、デザインなんてまったく気にしません。
それよりも、自分の悩みを解決してくれる「文章」を望んでいます。
言ってしまえばデザインなんて、ブロガーの自己満足の部分です。
しかも記事を書くよりも楽しい作業ですので、思わず没頭してしまいますし、なんとなく「めっちゃ作業した!」っていう気分にもなります。
まぁ、単なる現実逃避になっちゃうので、デザインとか読みやすさという部分は、それなりにアクセスが集まってきてから手入れしていくようにしましょう。
最初はとにかく、検索者の疑問・悩みを解決する記事を量産してください。
最後に
最後に、今回の重要ポイントをまとめておきます!
- ネタがない
- やる気がない
- 時間がない
- 自信がない
- 完璧主義
- 検索者の疑問・悩みを理解していない
- ライバルリサーチ不足
- 検索者の疑問・悩みを推測する
- 検索上位10記事すべてを読む
- マインドマップをつくる
- マインドマップを見て検索者の疑問・悩みを推測する
それでは、今回はここまで!
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